サイトの顔であるロゴを制作するにあたり、どんな想いや考えを込めて制作したかをご紹介してみます。
目次
事業内容からモチーフに入れる要素を考える
事業のイメージは”グラデーション”
私がロゴを考える時は、サイト内容(事業内容)から何を連想するかを考えるところから始まります。
このサイトはWebサイトの部分改善・部分リニューアルの事業をメインにご紹介しており、「ユーザーの要望に臨機応変に対応する」というサービスの特色があります。
そんなサービスの特色から
- 日々の変化
- 流動性
- 臨機応変
といったキーワードをイメージしました。
そこから、区切りがない=グラデーション的なイメージで、”YOUSE”のフォントカラーを青→緑のグラーデーションになるよう設定しました。
ちなみに青系のグラデーションにしたのは、
- 青系の色を好きな人が世界的にも多いと言われれる点
- 青系から連想される”丁寧でロジカルな雰囲気”を出したかった
といった理由からです。
また、私がグラフィックに特化したデザインよりも、”見やすさ・使いやすさ”に特化した機能美のデザインが好きなので、ユーザーへの丁寧な姿勢をイメージできそうな色を選びました。
ロゴを見た人に造語である”YOUSE”を説明するデザイン
「YOUSE(ユーズ)」は “YOU” と “USE” を組み合わせた造語です。
ロゴのフォントの一部(YOUSE)をグラデーションになるように色を設定する際、色のつけ方を工夫することで読み方・言葉の意味を想像してもらえるように意識しました。
“カスタマイズ”・”改修”を連想するモチーフを使う
この部分改善の事業は既存サイトのカスタマイズが主な作業内容になりますので、事業内容を連想させる”カスタマイズ”や”改修”のモチーフとして歯車や工具を取り入れました。
もちろん”Webデザイン”も重要な要素ではありますが、サイト名にDESIGNというワードがすでに入っているので、このロゴでは特に”Webデザイン”という要素にはあえて手を加えていません。
全部を盛り込むとかえって伝えたいメッセージがぼやけてしまいますし、ユーザーにとって想像しづらいと思われるのは”YOUSE”という部分だったので、今回は”YOUSE”を主体にしたデザインにしました。
ロゴのボツ案ご紹介
どのようなプロセスで当サイトのロゴが誕生したかのご紹介として、ボツ案も公開しておきます。
作り手として製作途中の頭の中を公開するのは少し恥ずかしいのですが、プロセスをご紹介することで「なぜこのロゴになったのか」という意図がよりはっきり見えてくるのではと思います。
私の場合はまずは全体のイメージをざっくり固めるために、フォントや大まかな色選びから入ることが多いです。
今回は「YOUSE(ユーズ)」が造語なので、
- “ユーズ”という読み方が想像できるような見せ方にする
- “ユーズ”に込められた意味(YouとUse)を強調する
ということを特に意識してデザインしていきました。
使うフォントや色合いなどが大体決まったら、それをベースに事業内容を表すモチーフを組み込んでいきます。
歯車や工具のドライバーなどを使って、フォントと組み合わせてみたり、ポイントとしてテキストの横に置いてみたりします。
こうしてモチーフの形を活かして色々なパターンを作ってみながら、最終的には
- ロゴの読みやすさ
- モチーフを活かせているか(アレンジしすぎて何か分からない状態になっていないか)
- ロゴに込められた諸々の意図が、アレンジによって不自然な形になっていないか
といった点を意識しつつ、総合的に判断して決めていきました。
まとめ
ロゴを作りながら最後は多少自分の直感や好みも入ってきますが、できるだけデザインの意図を自分自身で説明できて、納得できる形になっているものを選ぶようにしています。
その方が自信をもてますし、時間をおいて見た際にも後悔が少ないような気もしています。
ロゴデザインは難しいですが、こうして納得のいくものが作れると嬉しいですね。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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